インターネットで販売できるものは、物だけではありません。
PDF。
イラスト。
写真。
漫画。
小説。
テンプレート。
仕事で使う資料。
自分で作った教材。
こうした形のないデジタルコンテンツも、商品として販売できます。
しかもデジタル商品には、紙の本や雑貨などとは違い、
在庫を持たなくていい。
梱包しなくていい。
送料がかからない。
という特徴があります。
「ネットで何か販売してみたいけれど、売るものがない」
と思っている人でも、実はすでに商品になりそうなものを持っているかもしれません。
この記事では、個人で販売できるデジタルコンテンツの例と、主な販売方法について紹介します。
デジタルコンテンツとは?
デジタルコンテンツとは、データとして提供できる商品や作品のことです。
たとえば、
- 電子書籍
- 漫画
- 小説
- イラスト
- 写真
- デザイン素材
- テンプレート
- チェックリスト
- ワークシート
- 教材
- マニュアル
などがあります。
購入者は商品そのものを配送してもらうのではなく、ファイルをダウンロードしたり、オンライン上で閲覧したりして利用します。
そのため、物を販売するときに必要になる、
商品の仕入れ。
在庫を置く場所。
梱包。
発送。
といった作業がありません。
個人でも比較的小さく販売を始めやすい商品の一つです。
個人でもデジタルコンテンツを販売できる
自分で制作し、販売する権利を持っているものであれば、個人でもデジタルコンテンツとして販売できます。
「会社を作らないと販売できない」
「出版社を通さないと本を売れない」
「ネットショップを作らないと商品を売れない」
というわけではありません。
現在はコンテンツ販売サービスや電子書籍サービス、SNS、自分のブログやホームページなど、個人が商品を販売するための選択肢があります。
まず考えたいのは、
何を販売するか。
そして、
どこで販売するか。
です。
デジタルコンテンツでは何を売れる?
「デジタルコンテンツを販売してみたい」
と思っても、
そもそも何を商品にすればいいの?
という人も多いでしょう。
必ずしも、販売するために大作を一から作る必要はありません。
身の回りを探してみると、商品になるものが見つかることがあります。
PDF・資料
比較的始めやすいのがPDFです。
文章や画像などをまとめ、PDFファイルとして販売します。
たとえば、
- ハウツー資料
- 専門知識をまとめた冊子
- ガイドブック
- レシピ集
- 調査資料
- 解説書
- オリジナル教材
などです。
WordやPowerPointなどで作っていた資料を整理し、PDF商品にする方法もあります。
テンプレート
何度も繰り返し使えるテンプレートも、デジタル商品になります。
たとえば、
- 書類のひな形
- スケジュール表
- 計画表
- デザインテンプレート
- ヒアリングシート
- チェックシート
- 記録用紙
- ワークシート
などです。
自分が普段使っているものでも、同じ作業をする人にとって役立つ可能性があります。
イラスト・デザイン素材
自分で制作したイラストやデザイン素材を販売する方法もあります。
アイコン。
背景素材。
装飾素材。
パターン。
印刷用データ。
Web制作で使用できる素材。
など、用途に応じてさまざまな商品を作れます。
この場合には、
個人利用のみなのか。
商用利用できるのか。
加工してよいのか。
再配布できるのか。
など、購入後の利用条件を明確にしておくことが重要です。
写真
自分で撮影した写真もデジタル商品として販売できます。
Webサイト用。
広告用。
印刷物用。
資料用。
観賞用。
など、写真にもさまざまな用途があります。
写真を販売する場合には、被写体の権利や人物の肖像などにも注意が必要です。
漫画・イラスト集
自作漫画やイラスト集をPDFなどにまとめて販売することもできます。
SNSで公開していた漫画をまとめる。
短編漫画を収録する。
描き下ろし作品を追加する。
設定資料を加える。
など、無料公開している作品と販売商品を組み合わせる方法もあります。
小説・文章作品
小説やエッセイなどの文章作品も販売できます。
電子書籍として出版する方法だけでなく、PDFなどにしてデジタル商品として販売する方法もあります。
短編集。
掌編集。
連載作品のまとめ版。
未公開作品集。
など、自分の活動に合わせた形で商品化できます。
教材・学習用コンテンツ
自分が教えていることや、専門知識を整理した教材も商品になります。
たとえば、
- 語学教材
- 資格学習資料
- 練習問題
- ワークシート
- 解説資料
- 講座の補助教材
- 子ども向け学習教材
などです。
専門家でなければ何も販売できないわけではありませんが、内容の正確性や、資格・法令などが関係する分野には十分注意しましょう。
実は「仕事で使っているもの」に商品が眠っていることがある
新しい商品を考えようとすると、
「何か特別なものを作らなければ」
と思いがちです。
しかし、デジタルコンテンツの場合は、すでに自分が使っているものが商品になることがあります。
毎回使っているチェックリスト。
仕事を説明するときに渡している資料。
自分で作ったExcelのひな形。
作業を忘れないために作った手順表。
お客様へ説明するために作ったガイド。
趣味について長年まとめている資料。
本人にとっては、
「いつも使っている普通のもの」
です。
でも、その作業を初めてする人にとっては、
「それ欲しい」
かもしれません。
商品を探すときには、
自分にとって普通だけれど、初めてやる人なら欲しいものはないか?
という視点で探してみると、意外なものが見つかります。
デジタルコンテンツを販売する主な方法
販売するものが決まったら、次は販売場所を考えます。
主な方法はいくつかあります。
1.コンテンツ販売サービスを利用する
デジタルコンテンツを販売できるサービスを利用する方法です。
販売ページや決済、商品データの受け渡しなどが用意されているサービスなら、比較的簡単に販売を始められます。
すでに利用者がいるサービスでは、その中から商品を見つけてもらえる可能性もあります。
一方で、
- 販売手数料
- 登録できる商品
- ファイル容量
- 利用規約
- 売上金の受け取り方法
などはサービスによって異なります。
販売する商品に合ったサービスを選びましょう。
2.ネットショップを作る
自分のネットショップを作り、デジタル商品を販売する方法です。
複数の商品を継続的に販売したい場合には便利です。
商品一覧を見せたり、販売するものを一つのブランドとしてまとめたりすることもできます。
ただし、ネットショップを作れば自動的に人が集まるわけではありません。
ネットショップに人が訪れるように、
育てていく必要があります。
ショップを作ったあと、
どうやって商品を知ってもらうか
も考える必要があります。
3.SNSから販売する
普段SNSで発信しているなら、そこから商品を販売する方法もあります。
SNSそのもので商品データを渡さなくても、
投稿
↓
商品紹介
↓
購入リンク
↓
決済・ダウンロード
という導線を作れます。
すでに作品や情報を見てくれている人がいるなら、その場所を販売の入口として利用できます。
4.ブログから販売する
ブログの記事とデジタル商品は相性のよい組み合わせです。
たとえば記事で、
「初めて○○をするときの基本」
を紹介する。
そして、
より詳しい手順。
実際に使えるチェックリスト。
テンプレート。
記入例。
などをまとめた商品を販売する。
ブログで役立つ情報を読んでもらい、その延長として商品を案内できます。
5.自分のホームページから販売する
すでにホームページを持っているなら、そこに販売への入口を追加する方法もあります。
新しくネットショップを作るのではなく、
商品紹介ページを作る。
購入ボタンを置く。
決済ページへつなぐ。
という方法です。
特に商品数が少ない場合には、
「販売するためだけに、もう一つサイトを管理する必要があるのか?」
を考えてみてもいいでしょう。
「人を集める場所」と「商品を売る場所」は同じでなくてもいい
これはデジタルコンテンツ販売を考えるときに重要なポイントです。
商品を販売する場所に、すべての人を直接集める必要はありません。
たとえば、
SNSで知ってもらう。
ブログで詳しく説明する。
購入するときだけ決済ページへ移動する。
でも構いません。
あるいは、
ホームページを検索で見つけてもらう。
商品について知ってもらう。
そのページから購入する。
でもいいでしょう。
つまり、
集客する場所
と、
決済する場所
を分けて考えることができます。
これなら、すでにSNSやブログなどで活動している人が、販売を始めるためだけに活動場所を変える必要もありません。
デジタル商品は在庫がなくても「売ったあとの仕事」がある
デジタルコンテンツには在庫も発送もありません。
だからといって、何もしなくていいわけではありません。
購入が入る。
決済を確認する。
購入者へ連絡する。
ファイルを送る。
問い合わせに対応する。
販売記録を管理する。
商品を更新する。
といった作業は発生します。
特に、購入のたびに販売者が手動でファイルを送っていると、販売数が増えるほど負担になります。
最初は月に一件なら問題ないでしょう。
でも、
仕事中に売れた。
寝ている間に売れた。
旅行中に売れた。
一日に何件も売れた。
となれば話が変わります。
デジタル商品は配送が必要ないからこそ、
決済から商品の受け渡しまで自動化できると、販売後の負担を小さくできます。
何らかのサービスを利用する場合には、
ここも検討しておくと後々がグッと楽になります。
商品を作る仕事と、商品を売る仕事は違う
漫画を描く。
写真を撮る。
文章を書く。
教材を作る。
デザインする。
これらは商品を作る仕事です。
ところが販売を始めると、
販売ページを作る。
決済を管理する。
注文を確認する。
購入者へ商品を送る。
販売方法を調べる。
という別の仕事が始まります。
販売するために必要な仕事ではあります。
でも、販売作業が増えすぎて、
肝心の商品を作る時間がなくなってしまう
のは避けたいところです。
販売の仕組みを選ぶときには、
「何ができるか」
だけではなく、
「自分がどこまで管理しなければならないか」
も確認しておきましょう。
MORI MORI CARTなら今ある場所からデジタル商品を販売できます
MORI MORI CARTでは、PDFなどのデジタル商品を登録して販売できます。
商品を登録すると、購入リンクや販売カードを作成できます。
そのリンクを、
SNS。
ブログ。
WordPress。
自分のホームページ。
などへ設置します。
購入者は商品を購入し、決済後にデジタル商品をダウンロードできます。
つまり、
商品を作る
↓
MORI MORI CARTへ登録する
↓
今使っているSNSやブログなどで紹介する
↓
購入者が決済する
↓
商品を自動でダウンロードする
という流れを作れます。
また販売履歴も保存され、
データをCSVでダウンロードもできます。
ネットショップそのものを新しく作らず、今活動している場所へ販売機能を追加する。
お店を育てるコストをかけずに、
誰かと接点のある場所で、
すぐに販売ができる。
そんな使い方ができます。
商品が一つしかない。
まだ売れるか分からない。
まず試してみたい。
そんな段階で、販売するためだけに大きなショップを作りたくない人にも使える方法です。
▼ブログやWebサイト用の販売カード例
▼SNSでの投稿例

最初から「売れる商品」を作ろうとしなくてもいい
デジタルコンテンツ販売を始めるとき、
「何を作れば売れるんだろう?」
から考える必要はありません。
まずは、自分がすでに持っているものを見てみましょう。
昔作った資料。
公開してきた作品。
仕事で使っているテンプレート。
人からよく聞かれることをまとめたメモ。
長年続けている趣味の知識。
その中に、
誰かの時間を短くできるもの。
誰かが楽しめるもの。
誰かが欲しいと思えるもの。
があれば、商品になる可能性があります。
そして見つけたら、最初から10商品作らなくても構いません。
まず一つ、販売してみる。
反応があれば次を作る。
売れなければ説明や価格を見直す。
別の商品を試してみる。
小さく始められることも、デジタルコンテンツ販売のメリットです。
作ったものを「保存する」から「届ける」へ
パソコンの中には、たくさんのデータが眠っています。
昔作ったもの。
仕事のために作ったもの。
趣味で作ったもの。
誰かに頼まれて作ったもの。
何度も使っているもの。
その中には、自分では商品だと思っていないものもあるでしょう。
もちろん、販売する権利が自分にあることを確認する必要があります。
しかし、その条件を満たしているなら、
作ったものを保存しておくだけではなく、必要としている人へ届ける
という選択肢もあります。
大きなネットショップを作るところから始めなくても構いません。
まず一つ。
今ある場所から。
デジタルコンテンツの販売は、そこから始められます。
