会社や事業のホームページを運営していると、
「このサイトから商品を販売できないかな?」
と思うことがあります。
たとえば、
自費出版した本がある。
会社で作った冊子を販売したい。
セミナーや講演で使っている資料がある。
オリジナルの商品を作った。
イベントで販売した商品の在庫が残っている。
店舗で扱っている商品を、ホームページを見た人にも販売したい。
そんなとき、ふつうなら最初に思い浮かぶのがネットショップです。
もちろん、継続的にたくさんの商品を販売するなら、ECサイトやネットショップを用意するのは有力な方法です。
でも、
商品を数点販売したいだけなのに、ネットショップを一つ新しく運営する必要があるのでしょうか?
すでに自社サイトがあるなら、そこへ販売機能だけを追加する方法もあります。
今回は、自社サイトで本や商品を販売する主な方法と、それぞれの違いを紹介します。
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自社サイトで商品を販売する主な方法
自社サイトから商品を販売する方法は、大きく分けていくつかあります。
1.自社サイトそのものをECサイトにする
WordPressなどで運営している自社サイトへEC機能を追加したり、販売システムを構築したりする方法です。
商品一覧、カート、決済、注文管理、顧客管理などを自社サイト内に用意できます。
多くの商品を継続して販売するなら便利です。
一方で、販売する商品の数が少ない場合には、
一冊の本を売るために、本格的なネットショップを構築する
ような状態になることもあります。
システムの更新やセキュリティ、決済、商品管理など、運営するものも増えます。
販売規模によっては少し大がかりです。
2.ネットショップを別に作って自社サイトから案内する
ネットショップ作成サービスなどを利用して、現在のホームページとは別にショップを作る方法です。
自社サイトでは商品を紹介して、
「購入はこちら」
というリンクからショップへ移動してもらいます。
販売に必要な機能がまとまっているので、複数の商品を扱いたい場合には便利です。
ただし、
自社サイト。
ネットショップ。
SNS。
ブログ。
と、管理する場所が一つ増えることになります。
ネットショップは作っただけでは人が来ません。
ネットショップそのものへ集客する必要が出てくる場合もあります。
3.ECモールなどへ出品する
商品によっては、大手ECモールや専門の販売サービスへ出品する方法もあります。
すでに多くの利用者がいる場所へ商品を置けることが大きなメリットです。
自社サイトだけでは出会えなかった人に商品を見つけてもらえる可能性もあります。
その一方で、販売手数料や出店条件、サービスごとのルールなどがあります。
自社サイトで直接販売する方法と、モールへ出品する方法は、どちらか一つに決めなければならないわけではありません。
目的に応じて両方を利用することもできます。
4.自社サイトに購入リンクや販売ボタンを置く
もう一つが、
今あるホームページに販売機能だけを追加する方法です。
商品を紹介しているページに、
「購入する」
というリンクやボタンを設置します。
購入者はそこから決済を行います。
これなら、自社サイト全体をネットショップへ作り直す必要はありません。
特に、
- 販売したい商品が数点しかない
- まず売れるか試してみたい
- 自社サイトにはすでにアクセスがある
- 新しいネットショップを管理したくない
- 今のホームページをそのまま使いたい
という場合には検討しやすい方法です。
自費出版した本を自社サイトで販売したい
意外と多いのが、
自分で出版した本を持っている人です。
経営者が自身の経験をまとめた本。
専門家が自分の分野について書いた本。
講演活動とあわせて制作した本。
会社や団体の歴史をまとめた冊子。
研究や技術についてまとめた資料。
出版した当初はイベントや講演会などで販売していたものの、
「せっかく自社サイトがあるなら、ここでも売れないだろうか」
と考えることがあります。
もちろん販売できます。
必要になるのは、大きく分けると、
商品の紹介
代金の決済
購入者情報の確認
梱包・発送
です。
ネットショップという「店」を一つ作らなくても、この流れを用意できれば商品は販売できます。
本以外の商品でも考え方は同じ
これは本だけの話ではありません。
たとえば、
- オリジナルグッズ
- 店舗で販売している商品
- ハンドメイド商品
- イベントで販売した商品
- 少量生産した商品
- 会社の記念品や企画商品
- 専門的な冊子や資料
などでも基本的な考え方は同じです。
商品ページを作る。
購入できるようにする。
注文が入ったら発送する。
これだけです。
「ネット販売を始める」と考えると大きな仕事に感じますが、
「今あるホームページから、この商品を一つ買えるようにする」
と考えると、必要な仕組みはかなり小さくできます。
まず「売れるか試してみたい」でもいい
新しい商品を作ったとき、
本当に需要があるのか分からないこともあります。
そんな段階で、
ネットショップを構築する。
何十点もの商品を登録する。
ショップ用のSNSを作る。
運営方法を覚える。
というところから始める必要はありません。
すでに自社サイトへ人が来ているなら、
まず商品を一つ置いてみる。
という方法があります。
売れたら、次の商品を考える。
商品数が増えてきたら、そのとき本格的なネットショップを検討する。
最初から大きな仕組みを用意するのではなく、
販売できる最小の状態から始める。
これも一つの方法です。
自社サイトにすでに人が来ているなら、その場所を使う
会社や事業のホームページを長く運営していると、検索や既存顧客から少しずつアクセスが集まっていることがあります。
その状態で新しいネットショップを作ると、
また新しい場所を一から育てる
ことになります。
もちろんネットショップ側の集客力を利用できる場合もあります。
でも、自社サイトにすでに読者や顧客がいるなら、その場所を販売にも利用できます。
商品について詳しく説明した記事を書く。
実際の使い方を紹介する。
開発した理由を書く。
そして興味を持った人が、そのページから購入できるようにする。
商品を売るために、今あるホームページを捨てる必要はありません。
デジタル商品なら発送そのものがなくなる
販売できるのは実物の商品だけではありません。
自社で持っている知識や資料を、
- テンプレート
- 電子冊子
- 教材
- データ素材
などのデジタル商品として販売する方法もあります。
デジタル商品なら、梱包も送料も必要ありません。
決済後に購入者が自分でダウンロードできる仕組みを使えば、受け渡しも自動化できます。
これまで無料で配布していた詳しい資料。
セミナーで利用している補助教材。
自社の専門知識を一般向けに整理した冊子。
そうしたものが商品になる可能性もあります。
もちろん、著作権や契約、営業秘密、個人情報などについては確認が必要です。
しかし、
「物を売る会社ではないから、販売できるものはない」
とは限りません。
販売を始める前に確認しておきたいこと
自社サイトで商品を販売する場合には、商品ページと決済だけ用意すれば終わり、というわけではありません。
販売内容に応じて、
特定商取引法に基づく表記
プライバシーポリシー
返品・キャンセルについての案内
送料や発送時期
問い合わせ先
なども確認しておきましょう。
実物の商品なら、発送方法や在庫管理についても決めておく必要があります。
いきなり大量に販売するのではなく、まず少量から始めると、この辺りの運用も確認しやすくなります。
MORI MORI CARTなら今あるホームページから販売できます
MORI MORI CARTは、自社サイトやブログ、SNSなど、すでに使っている場所から商品を販売するためのサービスです。
商品を登録すると、購入リンクや販売カードを作成できます。
それを現在の商品紹介ページなどへ設置すれば、
今あるホームページに「買える」を追加できます。
新しくネットショップを作る必要はありません。
実物の商品なら、注文後に購入者の配送先を確認して発送します。
PDFなどのデジタル商品なら、決済後の受け渡しを自動化できます。
商品が大量にあるなら、本格的なECサイトの方が便利でしょう。
でも、
「この本を売ってみたい」
「この商品だけホームページから買えるようにしたい」
「まず需要があるか試してみたい」
という段階なら、小さな販売方法から始めることもできます。
▼ブログやWebサイト用の販売カード例
▼SNSでの投稿例

商品を売ろうとした瞬間、別の仕事を増やさなくてもいい
本業がある会社なら、本業をしてください。
本を書いた人なら、次の本を書いてもいい。
専門家なら、自分の専門分野の仕事をする。
商品を一つ販売したいと思っただけなのに、
ネットショップの店長になる。
ECサイトを育てる。
毎日ショップのSNSを更新する。
そんな新しい仕事を全部増やす必要はありません。
販売に必要な仕組みだけ用意して、今ある場所を使う。
そして実際に売れたら、その結果を見て次を考える。
最初はそれでも十分です。
自社サイトは、そのまま販売場所にもできる
自社サイトで商品を販売する方法はいくつもあります。
本格的なECサイトを構築する方法。
ネットショップを別に作る方法。
ECモールへ出品する方法。
そして、
今ある自社サイトに販売機能だけ追加する方法。
どれが正解かは、商品数や販売規模、今後の事業計画によって変わります。
ただ、
商品が一つあるからといって、必ずお店を一つ作らなければならないわけではありません。
すでにホームページがある。
そこへ人が来ている。
そして、売ってみたいものがある。
それならまず、
その場所に「買える」を一つ足してみる。
そこから始めることもできます。
