「ネットで何か売ってみたい」
そう思っても、
「でも、自分には売れるものなんてないしな」
と、そこで止まってしまうことがあります。
お店をやっているわけでもない。
特別な商品を仕入れているわけでもない。
プロの作家でもない。
そう考えると、「自分には関係ない」と思ってしまうかもしれません。
でも、売るものを探すために、最初から新しい商品を考える必要はありません。
まずは、今の自分の生活を少し見回してみてください。
パソコンの中。
スマホの写真。
机の上。
趣味で作ったもの。
人から「それかわいいね」「それ便利だね」と言われたもの。
そこに、ネットやSNSで売れるかもしれないものが眠っていることがあります。
この記事では、「何を売ればいいのか分からない」というところから、商品候補を見つける方法を紹介します。
まず、パソコンの中を見てみる
仕事や家事、趣味のために、自分で何か作ったことはないでしょうか。
たとえば、
- Excelで作った家計簿
- 毎月使っている収支表
- Wordで作った案内状のひな形
- 自分用のチェックリスト
- スケジュール表
- 趣味の記録表
- 印刷して使う予定表
自分にとっては、
「必要だったから作っただけ」
のファイルかもしれません。
でも、同じものを必要としている人がいれば、その人にとっては自分で一から作る手間を減らしてくれるものになります。
必要な部分を書き換えるだけで繰り返し使えるひな形のデータは、一般にテンプレートと呼ばれます。
つまり、
「商品を作った覚えはない」
と思っていても、すでに商品の元になるものを作っている可能性があります。
スマホの写真も見てみる
次はスマホです。
旅行先で撮った風景。
季節の花。
料理。
街並み。
建物。
自分で作ったものの写真。
写真を撮ることが好きな人なら、かなりの枚数が保存されているかもしれません。
写真もデータとして販売できるもののひとつです。
もちろん、スマホに入っている写真なら何でも販売してよいわけではありません。
写っている人物や建物、商品、作品などによっては、販売するときに権利や許可について確認する必要があります。
ただ、
「写真も商品になることがある」
と知ってからスマホの写真を見ると、今までとは少し違って見えるかもしれません。
趣味で作っているものはない?
今度は、パソコンやスマホから離れて部屋を見てみます。
アクセサリー。
編み物。
布小物。
イラスト。
陶芸。
木工。
自作の本や冊子。
趣味で作っているものがあれば、それも商品候補です。
「人に売るほど上手じゃない」
と思うかもしれません。
この段階で、売れるかどうかまで決める必要はありません。
まず考えたいのは、
「欲しいと思う人が一人でもいそうか」
です。
友人にあげたら喜ばれた。
SNSに載せたら反応があった。
人から「作ってほしい」と言われたことがある。
そんな経験があれば、商品として考えてみるきっかけになります。
人から「それ、どうやって作ったの?」と聞かれたものはない?
自分では普通にやっていることほど、自分では価値に気づきにくいものです。
たとえば、
「その家計簿、使いやすそう」
「その予定表、自分で作ったの?」
「そのイラスト、どうやって描いたの?」
「そのチェック表、私も欲しい」
「そのアクセサリー、どこで買ったの?」
こんなことを言われた経験はないでしょうか。
人から質問されたものは、少なくとも自分以外の誰かが興味を持ったものです。
商品候補を探すときには、
「人から聞かれたこと」
を思い出してみるのもひとつの方法です。
「毎回これを作るの面倒だな」と思っていたものも候補になる
少し変わった探し方もあります。
自分が、
「毎回これを作るの、面倒なんだよな」
と思っていたものを探します。
だから以前作ったものをコピーして使っている。
だから自分用のひな形を保存してある。
だからチェック表を作った。
そんなものがあれば、同じ面倒を感じている人がいるかもしれません。
商品になるのは、豪華なものや特別なものだけではありません。
誰かの小さな手間を減らせるものも、商品になる可能性があります。
形のないものでも販売できる
ネットで「商品を売る」と聞くと、箱に入れて発送するものを想像するかもしれません。
でも、商品にはデータで渡せるものもあります。
たとえば、
PDFの資料。
ExcelやWordのテンプレート。
イラスト。
写真。
学習用のプリント。
こうした、紙や物として発送するのではなく、購入した人がデータとして受け取れる商品をデジタル商品と呼びます。
データなので、購入されるたびに箱へ詰めて発送する必要はありません。
「何か作って発送するのは難しい」
という人でも、すでにパソコンの中に販売できそうなデータを持っている場合があります。
ただし「自分が持っている=売っていい」ではない
ここは大切です。
自分のパソコンやスマホに入っているものだからといって、すべて自由に販売できるわけではありません。
たとえば、他人が撮った写真、他人が描いたイラスト、購入した素材、会社の仕事として作った資料などには、自分以外の人や会社の権利が関係する場合があります。
また、自分で作ったファイルでも、個人情報や会社の情報などが入っていれば、そのまま販売するべきではありません。
商品にするときは、
「自分が販売してよいものか」
を必ず確認しましょう。
普段使っているものをそのまま売るのではなく、それを元に販売用として新しく作り直す方法もあります。
売れるかどうかは、出してみなければ分からない
ここまで読んで、
「でも、本当にこんなの買う人いるの?」
と思うかもしれません。
これは、とても難しい質問です。
実際に売れるかどうかは、商品の内容、価格、見せ方、必要としている人へ届くかどうかなど、いろいろな条件で変わります。
だから、
「絶対に売れる商品を考えてから始めよう」
とすると、いつまでたっても始められなくなることがあります。
最初からたくさんの商品を用意する必要はありません。
まずひとつだけ試してみる。
反応がなければ、価格や説明を考え直す。
別のものを試してみる。
そんな始め方でも構いません。
ネットショップを作らなくても、ひとつの商品から試せる
「試しにひとつ売ってみたい」
と思ったとき、
本格的なネットショップを一から作ることに抵抗がある人もいるでしょう。
商品がひとつしかないのに、お店全体を作るのは大げさに感じるかもしれません。
販売サイトやネットショップは、初期費用がかかるものもあります。
お試しで挑戦を始めるのに、お金をかけるのは抵抗がありませんか?
そんな場合は、商品ごとの購入ページだけを作って販売する方法もあります。
購入ページとは、商品の内容や価格を確認して、そのまま支払いへ進めるページです。
そのページをSNSで紹介したり、自分のブログやホームページから案内したりできます。
MORI MORI CARTも、ネットショップを一から作らず、ひとつの商品から販売を始められるサービスです。
登録した商品から作られたリンクや、URLをSNSなどに貼るだけです。
物として発送する商品だけでなく、PDF、画像、Excelファイルなどのデジタル商品も販売できます。
デジタル商品は自動ダウンロードでお客様が購入するので、販売対応もいりません。
「まず、これだけ売ってみたい」
というところから試すことができます。
▼ブログやWebサイト用の販売カード例
▼SNSでの投稿例

まず10分だけ、家の中を探してみる
まだ何を売るか決まっていないなら、今すぐ商品を作り始める必要はありません。
まず10分だけ探してみてください。
パソコンのフォルダ。
スマホの写真。
机や棚。
趣味で作ったもの。
そして、次の3つを思い出してみます。
何度も使っているもの。
人から「欲しい」「便利そう」と言われたもの。
自分が「これを毎回作るのは面倒だ」と思っていたもの。
何か見つかったら、メモに商品候補を3つだけ書いてみましょう。
売れるかどうかを決めるのは、そのあとで構いません。
「自分には売れるものなんてない」
と思っていた人でも、
売るものがないのではなく、今まで「商品として見たことがなかった」だけ
ということがあります。
まずは自分の身の回りを、いつもと少し違う目で眺めてみてください。
